教えて、ぷぅ先生!赤ちゃんの体ってどうやってできるの?

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疑問に感じているこうのすけ

ねぇ、ぷぅ先生。お腹の中にいる赤ちゃんって、どうやって体ができていくの?

最初にできる臓器や部位はどこなんだろう…?

「実はね、赤ちゃんの体ができる最初のステップは『背中に筋(すじ)が入るところ』から始まるの。神経管が形成されて、そこから脳や背中の神経が作られていくのよ」

発見したこうのすけ

え!?心臓とか顔じゃなくて、神経管なの!?

「そうよ。
受精卵って、最初は丸くて小さなかたまりのようなものなの。それから平べったいお皿みたいな形になるのだけれど、それがだんだん縦に伸びていって、背中の筋ができていく。背中の筋が閉じていく過程を神経管閉鎖といって、それが脳と脊髄になるのよ」

笑顔で話すこうのすけ

そうなんだ~!その背中の筋って、閉じられないとまずいものなの?

「もし閉じ損なうと、頭なら無頭蓋症、背中なら二分脊椎(脊髄髄膜瘤)という病気になってしまうわね…」

疑問に感じているこうのすけ

なるほど…。他の臓器もその時にできていくのかな?

「そうよ。神経管が閉じられながら、他の臓器もだんだんとできていくのよ。例えば、尿管と直腸の管も最初は一緒だけど、成長と共に分かれていくわ。脳も最初は1つなんだけど、右脳と左脳に分かれて、頭も少しずつ大きくなって、体全体の半分くらいの大きさになるわね」

考えているこうのすけ

ふむふむ。頭ができてくる頃には、目や耳や鼻も形になってきているのかなぁ。

そういえば、赤ちゃんの耳っていつ頃から聞こえるようになるの?

「そうね、赤ちゃんの耳は妊娠中にどんどん形が整っていくけれど、実際に音が聞こえるようになるのは生まれてからなの。お腹の中は羊水で満たされているから、私たちと同じようには聞こえないのよ」

話しているこうのすけ

そうなんだ~。じゃあ、目はどう??

「おめめは子宮の中では閉じてることが多いわよ。時々、目を開ける子もいるけれど、真っ暗な子宮の中で見るものは特にないものね(苦笑)」

そっか~。お腹の中って、真っ暗だもんね。

「ええ。視覚そのものはまだ発達していないけれど、目自体は生まれる前からしっかり作られているわよ。例えば、超音波検査で赤ちゃんの目のレンズを見てみると、白内障や外斜視(左右どちらかの視線が外側に向かっている状態)があるかどうかもわかるの」

笑顔のこうのすけ

なるほど~。赤ちゃんの体ができていく過程って不思議なことがいっぱいだね。今日もたくさん教えてくれてありがとう、ぷぅ先生!またお話を聞かせてね。

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