ぷぅ先生は学会でどんなことをしているの？

ねぇねぇ、ぷぅ先生。この間、1週間くらいクリフムにいなかったよね？

そんなに長い間、どこに行っていたの？？

「ああ、ソウルに行っていた時のことかしら」

ソウル？って、韓国のソウル？？

まさか、ぼくを置いて遊びに行ってたんじゃあ……。

「そんなわけないでしょ。国際産科婦人科超音波学会の『ISUOG World Congress 2023』に参加してきたの」

あ、お勉強会に行っていたんだね！

疑ってごめんなさい…。

ぷぅ先生はよく学会っていうものに行っているけど、

この間の学会はいつもより長い期間、開催されていたんだね。

「そうね。国際産科婦人科超音波学会の会員は18,000人くらいいるのだけれど、そのうちの1割、2,300人ほどが集まっていたわ。ものすごく大きな国際学会だったのよ」

世界の国々から、そんなにたくさんの人たちが集まるものだったんだ！

すごいや。

それじゃあ、ぷぅ先生もみんなも英語でお話しするの？？

「もちろん、すべて英語よ」

えぇ～！？

お医者さんのお話って難しいでしょう？

それを英語でお話しするのって、大変だね…。

「もう慣れっこよ。英語よりも、今回はとくに国際産科婦人科超音波学会の理事にも選んでいただいたから、いつも以上にタイトなスケジュールで大変だったわね」

え！？

理事って偉い人だよね？

ぷぅ先生ってクリフムの院長だけじゃなくて、そんなに大きな学会の理事もしているの？

「理事は合計で10人ほどいて、そのうちの1人に選んでもらったの。参加者全員の前で就任のお披露目もあったし、毎日のように会食の予定もあったから、お洋服も10着くらい持って行ったわね」

そうなんだ～！

ぼくもお祝いされているぷぅ先生をソウルで見たかったなぁ。

でも、理事になったっていうくらいだから、一緒に行っていたとしてもぼくに構えないくらい、ぷぅ先生はきっと大忙しだったんだよね。

「そうね。朝から晩まであちこち駆け回っていたから、ほとんど記憶が無いのだけれど…」

お医者さんの学会ってどんな予定が組まれているのか、あんまり想像できないや…。

例えば、どんなスケジュールだったの？

覚えている日だけでいいから、教えてほしいな。

「う～ん…。あの日は朝からマスタークラスの座長をして、お昼にセッションをして、いつの間にかパネルディスカッションをして、インタビューを受けて…」

ふむふむ。。

まとめると、こんな感じかなぁ。

……ねぇ、ぷぅ先生。

このスケジュール、本当に合ってる？？

パンパンすぎて、ぼく間違えてる気がするんだ。

「おおむね合ってると思うわよ」

これ、本当にぷぅ先生の1日のスケジュールなの！？

いつ眠っていて、いつご飯食べて、ゆっくり休憩していたの！？

せっかくソウルに行ったんだよね。

観光したりお土産を買ったりする時間はちゃんととれてたの？？

「食事や睡眠は最低限とっていたけれど、観光したりお土産を買ったりする暇は一切無かったわね」

そんな…。

そんなの、全然つまらないよ。息抜きする暇もないなんて。

ぼくだったら、ちゃちゃっと学会とやらに顔を出して、夜は遊びに出かけちゃうんだけどな。

ぷぅ先生はそんなに忙しい1週間を過ごして、つらくなかったの？

「あっという間で、とっても有意義な時間だったわよ」

えっ。

楽しかったの…？

「自分の研究や知見が、アジアの医学教育や世界各国のお医者さんのもとで活きるならこんなに嬉しいことはないし、

私自身もたくさんの方々のアウトプットに触れて、新しい学びを得られる貴重な場なのよ。

例えば、スケジュールにあるEvening eventのパネルディスカッションはね、3人の海外の大物ドクターと医療に関するディスカッションをしたの。

『AIの進化も相まって患者さんが自ら情報収集してさまざまな知識を持っている時代になってきた。医療がどういう風に変わってきているか？』というテーマでお互いの考えや意見を交わすこともあって、とても勉強になったわ。

忙しくて大変だったのは事実だけれど、本当に有意義な時間だったのよ」

そっかぁ。何だか、ぷぅ先生らしいや。

息抜きがなくてつらそうとか、勝手なこと言っちゃってごめんなさい。

ぼく、ぷぅ先生の出生前診断や医療に向き合う姿勢、とっても尊敬してるんだ。

あんまり長い期間、ぷぅ先生がクリフムにいないと寂しいなって思っちゃうけど、

大阪からぷぅ先生を応援して、ちゃんとお留守番するね。

今日もいろんなお話を聞かせてくれてありがとう、ぷぅ先生。

また聞かせてね！