ドクター紹介
Doctor
クリフム出生前診断クリニックのドクター紹介
院長 夫 律子(ぷぅ りつこ)
「胎児診ずして胎児診断はありえず」をモットーに、クリフムにいらっしゃる全ての赤ちゃんを診ています。
生命誕生の不思議に魅せられ、産婦人科医の道に入りました。特に妊娠初期の胎児発達と胎児中枢神経系に興味を持ち、周産期医学、出生前診断、胎児超音波学、胎児神経医学を専門としています。FMF(Fetal Medicine Foundation)のNT資格を日本で早期に取得するなど、胎児診断について研鑽と研究を積み、現在では、国際学会で「胎児脳といえばDr.Pooh」と名前を挙げていただけるなど、国際的にも高い評価をいただくほどに。出生前診断はスタート地点だというポリシーのもと、患者さまに寄り添う出生前診断を行っています。※詳しくはこちら
経歴
兵庫県立神戸高等学校 卒業
慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
徳島大学医学部医学科 卒業
Chinese University Hong Kong 大学院修士 卒業
経営学修士(MBA) Globis経営大学院大学 (2022年)
副院長/遺伝診療部長 松原 洋一(まつばら よういち)
松原洋一先生は小児科医として最初の研修を、神奈川こども医療センターで受けられました。その意味でクリフムの千代先生とは神奈川時代の先輩後輩にあたります。その後は海外も含めた大学や研究施設で、先天代謝異常を中心とした遺伝病学のエキスパートとして、わが国の遺伝医療に貢献されました。若い頃は「貴公子」とあだ名をつけられた優しい顔立ちと穏やかなカウンセリングで、ゲノム医学の研究者でありながら、一人ひとりの患者の子供達を大切にされ、ご家族からも絶大な信頼を受けてこられました。
経歴
1971年 東北大学医学部 卒業
1982年 ニューヨーク州立発達障害基礎研究所 研究員
1984年 エール大学医学部人類遺伝学部門 研究員
2000年 東北大学 大学院医学系研究科 遺伝病学分野 教授
2013年 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 研究所長
2018年 - 現在 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 理事、東北大学 名誉教授、客員教授
日本小児科学会 出生前コンサルト小児科医
顧問 千代 豪昭(ちよ ひであき)
当院の副院長で、遺伝カウンセリング学の知識が深いドクターです。「患者さまと臨床の場で向き合い、寄り添う」という考えのもと、臨床遺伝診療部長として遺伝カウンセリングを担当。人類遺伝学・細胞遺伝学・小児臨床遺伝学・遺伝カウンセリング学・生命倫理学をテーマに、40年以上臨床研究を行っています。
人類遺伝学教育と遺伝カウンセリングの普及活動を積極的に行い、お茶の水女子大学では、認定遺伝カウンセラー養成のための講座を開設。初代教授として就任しました。各種学会にも参加しており、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会・日本小児臨床遺伝学会の評議員・理事を務めています。
経歴
1971年 大阪大学医学部 卒業
神奈川県立こども医療センター遺伝科(シニアレジデント)
兵庫医科大学遺伝学講座助教授
西ドイツKiel 大学小児病院細胞遺伝部(フンボルト財団給費生)
金沢医科大学(人類遺伝学研究所臨床部門主任兼人類遺伝学講座主任)
大阪府環境保健部(保健所長、府立看護大学設立準備室担当副理事)
大阪府立看護大学(現大阪公立大学看護学部) 教授
お茶の水女子大学遺伝カウンセラー養成専門課程(修士・博士課程) 教授
定年退職後、東北大震災ボランテイア活動(南相馬市における被曝カウンセリング)
2013年〜現在、クリフム出生前診断クリニック
日本人類遺伝学会名誉会員
非常勤顧問(遺伝カウンセリング) 三宅 紀子(みやけ のりこ)
三宅紀子先生は、日本のゲノム研究分野において、専門的な知識と経験を持つ医師です。小児科医としての三宅先生のアプローチは、患者様およびその家族の感情に寄り添うことに重点を置いています。お母さんやお子さんに対して理解と共感を持ち、優しく寄り添ったカウンセリングをしてくださいます。
経歴
1999年 長崎大学医学部を卒業後、長崎大学医学部付属病院小児科に所属。専門分野である分子遺伝学、人類遺伝学、小児科学の研究に尽力
2006年 米国ハーバード大学, Boston Children’s Hospitalでポスドク
2008年 帰国し、横浜市立大学医学部遺伝学教室に所属
2010年 横浜市立大学医学部遺伝学・准教授を務める。
2021年 国立国際医療研究センター研究所、疾患ゲノム研究部長
非常勤顧問(遺伝カウンセリング) 要 匡(かなめ ただし)
小児科に入局して以来、先天異常、希少疾患を中心に研究や診療を行ってきています。遺伝医療に関する情報とともに、ご家族と一緒にお子様のことを考えていければと思っています。
経歴
1988年 鹿児島大学医学部卒業
1988年 鹿児島大学附属病院小児科入局
1998年 Research Associate (Molecular Genetics, Imperial College London, UK)
2001年 Staff Scientist (Clinical Sciences Centre, MRC, UK)(併任)
2002年 琉球大学医学部助教授
2015年 国立成育医療研究センター 部長(ゲノム医療研究部)
2018年 熊本大学 客員教授(生命資源研究・支援センター)(兼任)
2022年 国立成育医療研究センター アレルギーセンター 診療部長(遺伝情報評価支援室)(併任)
2023年 東北大学 客員教授(次世代小児医療講座)(兼任)
資格
日本小児科学会専門医、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
学会等
日本人類遺伝学会(評議員、理事長補佐)、日本小児遺伝学会(評議員)、日本先天異常学会(評議員)、ゲノム医療フォーラム(幹事)、日本小児科学会 他
非常勤顧問(遺伝カウンセリング) 山本 祐華(やまもと ゆか)
山本祐華先生は、臨床遺伝専門医を持った出生前診断を専門としている産婦人科医で、特にカナダでの留学経験を活かし胎児心臓を専門としています。「正確な胎児診断には綺麗な超音波画像を欠くことはできない」という信念を元に日々超音波と向き合っています。
また胎児期に診断を受けたご家族が最良の決断ができるように、出生後の治療が必要な際には分娩まで見届けて小児科へバトンを繋いでいき、安心して治療が受けられるようにサポートすることを信念に大学で研鑽しています。
経歴
2002年 順天堂大学医学部 卒業
2007年 カナダアルバータ大学産婦人科学講座 研究員
2009年 カナダアルバータ大学小児循環器科 臨床研究員
2011年 帰国後、順天堂大学医学部産婦人科学講座に所属
2014年 順天堂大学医学部産婦人科学講座・准教授を務めている
非常勤顧問(心臓・循環器) 稲村 昇(いなむら のぼる)
非常勤顧問の稲村医師は、近畿大学医学部の小児科学教室に所属している医学博士です。主に小児循環器と胎児超音波診断を専門にしており、日本胎児心臓病学会理事長、近畿胎児心臓病研究会代表幹事も兼任しています。胎児の心臓病のスペシャリストとして、2018年7月には日本小児循環器学会 高尾賞、2020年7月には論文「Utility of the STIC method for diagnosing tachyarrhythmia in fetuses at 12 weeks’ gestational age」にて、日本小児循環器学会 Case Report Awardや近畿大学医学会 近畿大学医学会賞を受賞(※)。2016年からチームクリフムの顧問として参加しています。胎児診断だけでなく、循環器系の病気については出産後も継続して診察・治療にあたるなど頼りになる存在です。
※参照サイト:近畿大学「稲村 昇 (イナムラ ノボル)」
https://research.kindai.ac.jp/profile/ja.ee51063a94748c1c.html?mode=pc#AwardsHonors
経歴
1987年3月 旭川医科大学医学部 卒業
1987年7月 大阪大学医学部附属病院小児科
1988年7月 市立芦屋病院小児科
1989年10月 大阪市立小児保健センター循環器科
1990年10月 大阪大学医学部附属病院小児科
1992年4月 大阪府立母子保健総合医療センター小児科
2006年4月 大阪府立母子保健総合医療センター小児科 副部長
2016年7月 近畿大学医学部小児科学教室
日本小児科学会 出生前コンサルト小児科医(2022年11月10日以降で資格取得)
非常勤顧問(小児外科) 米倉 竹夫(よねくら たけお)
米倉竹夫先生は経験豊富な小児外科医で、赤ちゃんや子どもの外科手術・低侵襲の内視鏡外科手術などを行っています。手術が必要な赤ちゃんの病気の多くは胎児期に診断できますが、その中には胎児期に病気が悪化するものや、生まれて直ぐに手術が必要なものもあります。先生は胎児超音波検査も得意とされており、一緒に出生前診断も行っています。先生は病気の説明とともにその治療方法や治療後の経過などを分かりやすく優しくお話をして下さり、赤ちゃんとご家族にとって最もいい治療方針を提示して下さいます。
経歴
1983年 大阪大学医学部卒業、医学博士
奈良県総合医療センター 小児外科部長、胎児治療学会 幹事
非常勤顧問(小児発達・神経) 岡本 伸彦(おかもと のぶひこ)
非常勤顧問の岡本伸彦医師は、普段は小児専門医療機関である「大阪母子医療センター」の研究所長として勤務しています。臨床遺伝学と神経遺伝学、先天異常学を専門にし、日々遺伝診療科で新たな疾病概念や診断方法などを診療&研究。日本人類遺伝学会評議員や、日本小児遺伝学会理事なども兼任しています。
経歴
1984年 大阪府衛生部・大阪府立病院
1986年 大阪府母子保健総合医療センター企画調査部
1988年 大阪府岸和田保健所
1991年 大阪府立母子保健総合医療センター企画調査部および発達小児科
2010年 遺伝診療科主任部長
2016年 大阪母子医療センター研究所長、および分子遺伝病研究部門部長(兼任)