胎児の成長過程
超音波診断装置の進歩により、わずか1mm程度の受精卵の状態から、少しずつ臓器や神経などが形成されていく過程が分かるようになりました。お腹の中の赤ちゃんがどのように成長していくのか、胎児の成長過程について解説します。顔がはっきりとしてくる時期、性別が分かるようになる時期、また身体の部位ごとの成長グラフ(腹囲・大腿骨長・体重・頭部)も紹介します。
Fetal medicine
胎児医学を専門に、胎児診断専門施設として誕生したのが「クリフム出生前診断クリニック」です。当院の院長・夫律子は国際学会でも高く評価されており、国内外の学会・研究会からたくさんの講演依頼が届くほど。そんな夫院長が胎児医学についてわかりやすく解説します。
超音波診断装置の進歩により、わずか1mm程度の受精卵の状態から、少しずつ臓器や神経などが形成されていく過程が分かるようになりました。お腹の中の赤ちゃんがどのように成長していくのか、胎児の成長過程について解説します。顔がはっきりとしてくる時期、性別が分かるようになる時期、また身体の部位ごとの成長グラフ(腹囲・大腿骨長・体重・頭部)も紹介します。
胎児の先天性の病気にはたくさんの種類があり、数十人にひとりの赤ちゃんは生まれつき何らかの病気があるといわれています。胎児の先天性の病気のうち、代表的なものを部位ごと(頭部、顔面、心臓、肺、腹部、手足、脊椎、腎臓・膀胱、へその緒)に解説します。クリフムが行っている出生前診断では、そのほとんどを検査することが可能です。
胎児に異常がないか調べる出生前診断において、染色体の検査は重要項目です。染色体を検査することで、先天性疾患の有無を確認することができます。確認できる疾患と、21トリソミー・18トリソミー・13トリソミー・XY染色体など、疾患に関与する可能性のある染色体の異常、最近注目されてきている微細染色体異常についても、解説します。また、染色体検査の種類と、それぞれの検査方法の特徴、受診時の注意点についても紹介します。
染色体異常を確認するための検査方法として、スクリーニング検査と確定検査(診断検査)について紹介します。クリフムが行うスクリーニング検査(初期胎児ドック)では、精密超音波検査を用いることで、遺伝学的診断と形態学的診断の両面で検査をすることができます。いつスクリーニング検査を受ければいいのか、診断時期についても解説します。
胎児の健康状態を把握するうえで大切な、NT(首のうしろのむくみ)について解説します。NTはNuchal Translucencyの頭文字で、妊娠11~13週頃の赤ちゃんの首の後ろに見られるむくみのことを言います。NTは胎児疾患のサインと捉えられることがありますが、実際はどうなのでしょうか?英国FMFのNT資格を取得しているDr.ぷぅが、さまざまなNTの疑問にお答えします。
妊婦さんから採取した血中の成分から、染色体異常の有無を検査する「母体血清マーカー」。しかし、診断結果は100%保証できるものではありませんし、施設により同じ胎児でも結果が異なることがあります。その原因はNT計測の精度。クリフムでは精密超音波検査によるNT計測のエキスパートがNTを診断しPAPP-Aとfree βhCGのふたつの母体血清マーカーと組み合わせることで診断精度を高くしています。なぜこれらの検査を組み合わせた検査を行っているのか、根拠をもとに解説します。
NIPTとは母体の血液を採取し、そこに含まれる胎児の細胞のDNA断片を分析することで、21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの染色体異常を調べる検査のことです。NIPTの精度は決して低いものではありませんが、100%正確な診断ができる検査ではありません。NIPTでわかること、NIPTの感度と特異度について解説します。