クリフムの診療スタイル「1-dayクリニック」について
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Drぷぅに聞く!おなかの赤ちゃんの子

クリフムができること

胎児ドック(お腹の赤ちゃんドック)

胎児ドック
(お腹の赤ちゃんドック)

胎児ドック(お腹の赤ちゃんドック)とは・・・
初期胎児ドック(11-13週)では正確なNT計測と全身チェックをして、ダウン症の確率が計算されます。この時期から脳や心臓・顔や手足などの異常がはっきりわかることもあります。
中期ドック(18-21週)では胎児の脳ドックを含めて全身に奇形や異常がないか30項目以上の検査をします。
後期ドック(29-30週)になると分娩に向けてしっかり脳やその他の器官が発達しているか見ていきます。

胎児ドック
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絨毛検査・羊水検査

絨毛検査・羊水検査

絨毛検査・羊水検査は、超音波検査で染色体の病気や遺伝的な病気が疑われた際に絨毛組織や羊水を採取し、診断を確定するために行う検査です。
クリフムではリスクをより少なく安全に検査が行えるようにできうる限りの配慮を行い、また日本で行われるすべての絨毛検査の80%以上(※)がクリフムで行われています。
検査を受けたその日あるいは翌日にトリソミーの結果がわかり、さらに、すべての絨毛検査・羊水検査では、次世代シークエンス技術を用いたD-karyoで、すべての染色体の微細異常を見つけるための検査をしています。
※2019年度の絨毛検査数計1760件に対し、クリフムの実施数は約1400件。
日経メディカル
(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/
mem/pub/hotnews/int/202007/
566267.html)

絨毛検査・羊水検査
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胎児の脳ドック(お腹の赤ちゃんの脳専門外来)

胎児の脳ドック
(お腹の赤ちゃんの脳専門
外来)

胎児の脳ドック「胎児の脳ドック(お腹の赤ちゃんの脳専門外来)」は文字通り赤ちゃんの脳に病気がないかどうかを見る検査です。
中期(18-20週)で脳発達が遅れている場合には脳精密検査に進みます。
Dr.ぷぅは胎児脳についての本を海外出版社から出版し、多くの論文を発表してきており、海外の多くの医師からも信頼されています。
来院される患者様の胎児一人一人に胎児脳神経超音波を使って、徹底的な脳精密検査を行うのが胎児の脳ドックですが、このような胎児の脳ドックを全員に行っている点がクリフムの特長になります。

胎児の脳ドック
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首のむくみ(NT)専門外来

首のむくみ(NT)専門外来

「NT」とは、妊娠11-13週くらいで、うなじあたりの皮膚の厚みのこと。一定基準より分厚い赤ちゃんは、ダウン症などの染色体異常や心臓の病気が疑われます。英国FMFのNT資格は世界の胎児を専門とする医師の多くが持っています。日本ではNT資格を持っているのは250人前後(※)で、クリフムのDr.ぷぅは日本でも早期にライセンスを取得し、国内でNT資格を普及させてきました。クリフムには有資格者が3名在籍しています。
クリフムでは初診同日にNT専門外来を受診し、その日に絨毛検査を受けられます。胎児ドックの結果はその日に、絨毛検査のトリソミー確定結果は、最短翌日にお伝えできます。
※参照サイト(2022/11/09時点)
The Fetal Medicine Foundation
(https://fetalmedicine.org/lists/map/
certified/NT)

首のむくみ(NT)専門外来
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妊娠高血圧腎症(PE)スクリーニング検査

妊娠高血圧腎症(PE)
スクリーニング検査

リスクの高い妊婦さんを早期に特定し、適切な自己管理・予防につなげる目的で実施している検査です。

妊娠11〜13週6日にママの血中のPlGF(胎盤成長因子)、平均血圧(両腕2回ずつの平均)、子宮動脈抵抗(UTPI)を測定し、各指標の標準中央値との差と年齢・体重・既往歴などを組み合わせてPE発症リスクを算出。ハイリスクの方は主治医と連携しフォローアップします。

なお、この検査は初期胎児ドック(税込49,800円)に含まれており、単独での受検はできません。

妊娠高血圧腎症(PE)スクリーニング検査
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NIPT陽性専門外来

NIPT陽性専門外来

NIPT陽性専門外来では、ほかの検査機関でNIPTを受けて陽性と出たが、羊水検査まで1ヶ月以上待つ間の精神的な負担を考えると居ても立っても居られないという方に対応いたします。
まずは超音波でお腹の赤ちゃんの状態を確認し、必要に応じて確定検査(絨毛検査や羊水検査)を実施。ご希望があれば、専門家による遺伝カウンセリングも行なっています。
NIPTを受けて微細染色体異常があると指摘された場合、一般的に日本で行われている羊水検査では微細染色体異常を見つけることは難しいのが現状です。
クリフムでは、微細染色体異常を正確に見つけるSNPマイクロアレイ検査を行なっており、検査から結果報告まで一週間以内です。

NIPT陽性専門外来
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NIPT

NIPT

当院では、NIPT検査を行なっております。ただし、ママの血液で検査するNIPTだけでは胎児の病気を確定することはできませんので、胎児ファーストというクリフムの理念に則って、「クリフム新型出生前診断モデル」により胎児ドック結果に基づき「NIPT」の適応を判断しています。クリフムでは、NIPTを低価格(税込79,200円)で実施しています。

NIPT
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マイクロアレイ陽性外来

マイクロアレイ陽性外来

前児が他の医療施設で既にマイクロアレイ染色体検査を受けて、マイクロアレイ陽性と言われた方のための外来です。
「症状等の因果関係について詳細な説明を受けていない」「次の妊娠への影響等についての説明を受けたい」「結果陽性かどうかについて十分な説明がなく、理解ができなかった」という方を対象に、日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医よる遺伝カウンセリングを行なっています。現時点で妊娠中かどうかに限らず、お困りの方が対象です。
マイクロアレイ染色体検査の結果報告書を手元にご準備の上、クリフムへご連絡ください。

マイクロアレイ陽性外来
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高齢ママ外来

高齢ママ外来

一般的に、35歳以上の妊娠を「高齢妊娠」と呼んでいます。近年働く女性が増え、高齢妊娠や出産は珍しくなくなりましたが、高齢ママは20代のママより染色体異常を抱えている赤ちゃんを妊娠する確率が高くなるのも事実です。もちろん、高齢になればなるほど、いろいろなリスクが上がりますが、やっと妊娠できた40代のママたちをクリフムは応援しています。
「高齢ママ外来」を設け、高齢妊娠のママを対象に細かな診察&検査と正確な情報を提供しています。染色体異常などが心配なママは、ぜひお越しください。

高齢ママ外来
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不妊治療を卒業するママ外来

不妊治療を卒業するママ外来

現在10組のうち1組以上のカップルが不妊で悩み、悩んでいるうちに時間が経ち、やっとの思いで不妊治療施設の門を叩いた方も多いでしょう。不妊治療を受けたからといってすぐに赤ちゃんを授かるわけではなく、夫婦の汗と涙の結晶をやっと授かったご夫婦には、言葉では言い表せないほどの感激があるでしょう。一方で、やっと授かった赤ちゃんが本当に元気なのだろうかと不安があるのも当然です。今まで親身になって一緒に頑張ってきた不妊治療を卒業するママたちをクリフムは応援しています。着床前診断を受けた方の相談にものっています。一緒に不安を少しずつ解消していきましょう。

不妊治療を卒業するママ外来
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クリフムが考える
「出生前診断」とは

妊娠中、赤ちゃんのことを思う中で不安や迷いを感じるのはとても自然なことです。

出生前診断は「異常を見つけるための検査」ではなく、赤ちゃんの状態を正しく知り、これからに備えるための医療だと私たちは考えています。

「受ける・受けない」を選べる医療であり、出生前診断を受けるかどうか、どの検査を選ぶかはママとパパが決めることです。

必ず受けなければならないものではありません。

知りたい範囲も、人によって異なります。不安が強くなることもあります。

だからこそクリフムでは、検査の前に「何のために知りたいのか」を一緒に整理することを大切にしています。

クリフムが大切にしている
4つのこと

出生前診断はゴールではなく、スタートである

クリフムが最も大切にしているのは、診断をつけること自体を目的にしないという姿勢です。

私たちにとって診断はゴールではなく、そこから始まる「クリフムケア」のスタート地点だと考えています。

検査結果を知ったとき、ご家族の心には安心だけでなく、戸惑いや不安、悲しみが生まれることもあります。

だからこそ私たちは結果を伝えるだけで終わらず、お腹の中の赤ちゃんのためにどういう準備ができるのか、「これからのこと」を一緒に考える医療を大切にしているのです。

クリフムでは分娩や治療は行っていませんが、赤ちゃんとご家族に適した医療機関を紹介できます。

妊娠を継続するかどうか迷っていたり、妊娠を継続できるのか不安に感じたりしているママとパパの相談にも応じています。

「胎児ファースト」を実現する高水準の技術と環境

クリフムの診療スタイルの根底にあるのは「胎児ファースト」という考え方です。

お腹の中の赤ちゃんの声をより正確に聴き取り、把握するためにも、技術や環境に妥協することはありません。

診断機器は日々進化しており、半年~1年で診断精度が大きく変わることもあります。

そのためクリフムでは胎児診断で定評のあるGEヘルスケア社・Volusonシリーズの最上位機種(2D/3D/4D超音波機器)を毎年最新バージョンにして精密な検査を行い、お腹の赤ちゃんの異常を細かく調べたのちに、必要に応じて絨毛検査や羊水検査などを実施します。

特に妊娠初期にできる絨毛検査は、2009年から2025年まで約20,000件の実績(当院にて実施)があります。クリフムでは、遺伝学的な検査についても新しい技術による診断を取り入れており、従来のGバンドでは不十分な微細染色体変異や遺伝子変異による疾患を多く診断してきています。不安や疑問に対して、検査前に十分な説明が可能です。

また、院長であるDr.ぷぅは胎児初期診断、胎児脳神経診断の分野における世界的な権威であるだけでなく、遺伝学では臨床遺伝専門医だけでなく、海外の大学院でも遺伝学を学び、実践で日々研鑽を積んでいる遺伝学のスーパーエキスパートであり、海外から多くの医師が研修に訪れるほどの経験と実績を有しています。難しい症例であっても、さまざまな角度から赤ちゃんを丁寧に評価し、正確な情報を届けるための努力を惜しみません。

「非生産性」を重視した心安らぐ空間づくり

効率や回転率といった「生産性」よりも、一見すると無駄に見えるような「非生産性」こそが人の心を癒やすと考えています。

そのため、院内はゆとりのある空間や特注のアートフラワーを随所に配置。病院特有の緊張感ではなく、ホテルのように落ち着いて過ごせる環境を目指しています。

また、妊婦さんやご家族の負担を少しでも減らすため、次のような取り組みも行っています。

  • ・院内は土足のまま入室可能とし、靴の脱ぎ履きをなくしています
  • ・超音波検査のジェルやお腹を拭くタオルは、冷たく感じないよう温めて用意しています
  • ・絨毛検査や羊水検査の時の消毒液やお腹にかける布も人肌に温めており、「ひやっ」という感覚がありません。

こうした一つひとつは小さなことかもしれません。しかし、不安な気持ちで来院される方にとって、その小さな積み重ねが安心感につながると信じています。

究極の「清潔」を重視した衛生管理

超音波検査を安心して受けていただけるよう、当院では衛生管理を徹底しています。

たとえば、検査時に使用するジェルはお一人ごとに個別で用意し、他の方と共有しません。検査着もお一人ごとに新しいものをご用意しています。

また、職員は患者様に接する際に手袋を着用し、患者様の入れ替えごとに検査室内や患者様が触れる可能性のある箇所を消毒しています。

超音波プローブは検査後に所定の手順で洗浄・消毒を行い、次の患者様の前に準備。経腟プローブについては、高水準消毒機器を用いた処理を行ったうえで使用しています。

クリフムの出生前診断で
わかること

クリフムの出生前診断では、妊娠中にお腹の赤ちゃんの発育や先天性異常の有無などを調べます。

お腹の赤ちゃんの先天異常には「染色体異常」「遺伝子異常」「形態学的な異常」など、さまざまな種類があります。

クリフムでは2D/3D/4D超音波機器を毎年最新バージョンにして「精密超音波検査」を行い、お腹の赤ちゃんの異常を細かく調べたのちに、必要に応じて絨毛検査や羊水検査などを実施します。

精密超音波検査

一般的に高齢妊娠では「ダウン症(21トリソミー)」をはじめとした「染色体異常」を気にされるママが非常に多い印象ですが、お腹の赤ちゃんの異常について、NIPTといった染色体検査のみでわかることはごく一部です。

お腹の赤ちゃんの異常について
赤ちゃんの異常

クリフムではすべてのママに高性能な超音波を使用し、ダウン症といった染色体異常だけではなく、顔や手足など形態学的な異常の診断まで行ないます。

クリフムの出生前診断_早見表

超音波による精密検査は、お腹の赤ちゃんの脳や各臓器、鼻の骨やNT(むくみ)などを部位ごとに確認し、異常を検知します。まずは超音波検査で異常の有無を確認したうえで、必要に応じて遺伝学的な検査実施をご提案しています。

超音波以外の検査は、母体の血液検査や子宮内の絨毛・羊水を採取する検査があります。絨毛や羊水を採取した場合は、染色体の微細な異常検出までが標準検査の中に含まれています。

遺伝学的検査においては、非侵襲的な検査である「血液検査」と、侵襲的な検査の「絨毛検査・羊水検査」に分けられます。

非侵襲的検査とは、NIPT(母体血中のセルフリーDNAによる出生前検査)のことです。

侵襲的検査は注射器を使って子宮から直接採取するため、少ないですがリスクがともなう検査になります。ただし、お腹の赤ちゃん由来の細胞を直接調べられるため、結果の精度はほぼ100%です。

通常は精密超音波検査でお腹の赤ちゃんの様子をじっくり診たうえで、異常のある可能性が高いと判断された場合や上の子供さんに異常があった場合、ご家系に染色体異常や遺伝子変異による病気があるといった場合、侵襲的検査に進んでいただいて診断を確定しています。クリフムでは他施設で行っている羊水検査とは違い、全染色体の微細異常までを検知する方法(D-karyo®HD)で行っています。

当院ではママの年齢や過去の妊娠歴、既往歴、ご家族の遺伝、各検査のメリット・デメリットを考慮して適応する検査をご提案させていただいております。遺伝カウンセリングも実施しています。お腹の赤ちゃんに病気がないか心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※出生前診断は自由診療のため、全額自己負担になります。

クリフムの強み

クリフムの強み

出生前診断で「どこまでわかるか」を、研究と経験を通じて丁寧に積み重ねてきたところにあります。

胎児超音波診断のエキスパート・Dr.ぷぅがお腹の中の赤ちゃんを観察

お腹の中の赤ちゃんの先天性の病気にはたくさんの種類があり、十数人にひとりの胎児には何らかの生まれつきの病気があるといわれています。実際、クリフムで絨毛検査や羊水検査を行った赤ちゃんのうち9人に1人は遺伝学的な異常が検出されていますし、遺伝学的な異常がない赤ちゃんの中にも大脳形成の異常やその他の先天異常の赤ちゃんが多く存在しています。

昔は生まれるまでわからなかったことが生まれる前にわかる時代になってきましたが、それでも生まれてから病気が判明してセンターに運ばれる赤ちゃんたち、生まれて数年して先天性の病気がわかる子供たちはあとを絶えません。

NIPTというママの血液中の胎盤セルフリーDNAでわかるのは、先天異常のうちたったの20%です。トリソミー以外の染色体異常や遺伝子の病気、脳の病気、心臓の病気、顔の病気、骨の病気、手足の指の病気がママの血液を採るNIPTでわかるわけはありませんよね。

では、赤ちゃんの先天的な病気を早期発見できるのは?

それが胎児ドックです。クリフムでは、胎児超音波診断のエキスパートであるDr.ぷぅがお腹の中の赤ちゃんを観察させていただきます。

「胎児ドック」とは、Dr.ぷぅが2000年に命名したときはぷぅオリジナルの胎児チェックシステムのことを指していました。現在では、胎児ドックという名前はいろいろな施設で使われていますが、各施設で胎児ドックの意味や内容は異なっているようです。ぷぅオリジナルの胎児ドックも命名後、現在にいたるまでどんどん進化しています。クリフムの胎児ドックはクリフムオリジナルのものであり、決して他施設でも同じ胎児ドックをしているわけではないことをご理解ください。

初期ドックでは赤ちゃんにむくみ(NTと呼ばれています)がないか、鼻骨や顔面、耳の位置などの異常がないか、初期脳内の中脳水道や脳室、心臓の向き、心臓の4腔、胃の位置・へその緒の血管数・心臓内や心臓に入る前の血管の血流などのチェックを行います。染色体異常でもダウン症や18トリソミー、13トリソミー、ターナー症候群など染色体の種類により、特徴的な構造を初期から示します。その他の先天性異常の可能性もかなり細かく評価でき、初期に現れる脳異常がないかなどもチェックします。染色体異常については中期ドックよりも検出率が高いのが特長です。

中後期ドックでは、赤ちゃんの脳ドックや心臓の構造・手足の指や口唇や顎、白内障などのチェックまで30項目以上にわたるチェックをシステム的に行います。脳ドックでは、現在生まれてからしかほとんどわからないとされている「大脳皮質形成異常」などの早期スクリーニングも含まれています。

赤ちゃんに異常が疑われる場合にはさらに詳細チェックに進み、後期ドックでは脳のしわのでき方など大脳皮質の発達チェックも行います。

胎児ドックで赤ちゃんの脳発育までわかる

赤ちゃんの脳は、妊娠中にめざましく発達していく臓器です。脳の状態を適切に評価することは、出生前診断において重要な意味を持ちます。

クリフムの胎児ドックでは、赤ちゃんの脳について「大きさが週数相当か」といった確認にとどまらず、脳がどのような過程で発達しているかという点まで観察しています。

一般的な妊婦健診ではお腹の上から超音波を当てて観察しますが、クリフムでは「経腟超音波(下から見る超音波)」を用いた胎児脳診断を行います。

赤ちゃんの頭の骨は超音波を通しませんが、おでこの上には「大泉門」と呼ばれる骨のないやわらかな部分があります。この大泉門を通して観察することで、脳の内部構造をより詳しく確認することが可能になるのです。

脳の発達は妊娠週数によって段階的に進むため、確認するポイントも時期によって異なります。

妊娠初期には、脳の基本的な構造が正しく形成されているか、特殊な脳の症候群がないかを確認し、
妊娠中期には、神経細胞が増え、移動していく過程が順調に進んでいるかを両側のシルビウス裂角度を測定して確認し、脳梁異常や脳室の拡大などが疑われる例では脳梁の長さや脳室の体積を測定して、定量的な脳ドックを行うことで患者様にもはっきりとわかるグラフでお示ししながら説明させていただきます。

妊娠後期には、脳の表面にできるシワ(脳回)の形成を観察し、大脳皮質の発達を評価します。

院長であるDr.ぷぅは胎児脳に関する研究を長年にわたり行っており、染色体異常をもつ赤ちゃんの脳に現れる特徴的な所見についても、研究・発表を重ねてきました*。こうした知見を、日々の診療の中で活かしながら、脳の状態を総合的に評価しています。

*2025年には、世界で初めてダウン症候群の胎児脳に特徴的な2つの形態学的マーカー「カモメサイン(シーガルサイン)」と「菲薄化サブプレート」があることを発見し、産婦人科学分野の最高峰ジャーナル「American Journal of Obstetrics & Gynecology(AJOG)」に掲載されました。
[PDF] RK Pooh, M Machida, K Uenishi, E Q.S. Barreto, I YM Wah, LC. Poon, K Itoh, T Nakamura, H Chiyo, H Ohashi, M Takeda, O Shimokawa, Y Matsubara. The fetal brain neurosonography in trisomy 21: the seagull sign and thinned subplate. American Journal of Obstetrics & Gynecology, Volume 233, Issue 4, 315.e1 - 315.e20, DOI: 10.1016/j.ajog.2025.04.054

絨毛検査・羊水検査で微細染色体異常までわかる(標準スクリーニングD-karyo®HD検査・確定マイクロアレイ検査)

当院では胎児ドック(お腹の赤ちゃんドック)で染色体の病気や遺伝的な病気が疑われた場合、遺伝カウンセリングの内容から、絨毛検査や羊水検査による遺伝学的検査を同日受けることが可能です。

クリフムの絨毛検査・羊水検査は、QF-PCR法を用いることによって最短1日で21トリソミー、13トリソミー、18トリソミーの結果がお伝えできます。加えて、D-karyo®HD検査(次世代シークエンスを用いたデジタル染色体検査)を用いて、通常ではわからない微細染色体異常スクリーニング検査を全例に行なっており、0.1Mb(メガベースペア)といった小さな異常も見つけることができます。通常の染色体Gバンド検査では10-20Mb以上の大きな異常しか検出できません。D-karyo®HD検査は採取した胎児由来の細胞を培養せずに次世代シークエンス法という技術を用いて「数の変化」と不均衡型の「構造の変化」があるかを調べ、7~10日で結果をお伝えしています。2~3週間後に出るGバンド染色体検査は従来から行われているアナログ検査法ですが、目で見える染色体を確認するものです。

Gバンド染色体検査だけでは微細な構造の変化は検出できませんが、D-karyo®HD検査では検出できるため、染色体検査の結果はD-karyo®HD検査結果を含めた総合的な結果をお伝えしています。赤ちゃんの状況に応じてSNPマイクロアレイ検査や遺伝子検査(全エクソーム検査)など、さらなる追加解析も行っております。

初期胎児ドックでは妊娠高血圧も予測できる

妊娠高血圧腎症(Preeclampsia, PE)は、妊娠中に高血圧やタンパク尿が現れる重篤な合併症です。放置すると、母体の臓器障害や胎児の発育不全、早産、さらには命に関わるリスクが高まります。

PEリスクを理解してもらい、PEリスク判定を妊娠初期に行い、PEを予防することで1人でも多くのママと赤ちゃんの命を守りたいと考え、クリフムでは2025年4月より妊娠高血圧腎症(PE)スクリーニング検査によるリスク判定を開始しました。

妊娠11週〜13週6日の方が該当するため、追加料金なしで初期胎児ドックを受けられる方全員に受けていただいております。

妊娠初期に来院する患者の「全例」に実施しているのは、現在国内ではクリフムのみです。

院長ごあいさつ

院長ごあいさつ

夫 律子(ぷぅ りつこ)

(医学博士、日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医、日本超音波医学会認定 超音波専門医・超音波指導医、日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医、法学士、理学修士、経営学修士)
Ritsuko Kimata Pooh, MD, PhD, LLB, MSc, MBA.

  • クリフム出生前診断クリニック臨床胎児医学研究所 院長
  • Wayne州立大学(米国) 産婦人科 特命客員教授
  • Pirogovロシア国立研究医科大学 名誉教授
  • 国際Dubrovnik大学 Human Science (クロアチア) 教授
  • 順天堂大学医学部産婦人科学講座 客員教授
  • 大阪大学大学院医学系研究科 招へい教授
  • 聖マリアンナ医科大学産婦人科学講座 客員教授
  • 国際周産期医学アカデミー 副会長
  • 国際イアンドナルド超音波講座 国際選任理事、日本支部長

クリフム CRIFM のメンバーに代わりましてすべてのママ、パパ、そしてクリフムワールドに興味をお持ちの方がたにご挨拶させていただきます。クリフムは2006年6月に、胎児医学を専門とした胎児診断専門施設として香川県に開設いたしました。全国の多くの患者様の期待に答えて、2007年に大阪に移転し、2020年には胎児脳を詳しく診断するための別フロアを開設。胎児診断を主とするフロアと、胎児脳専用フロアの二段構造となりました。これもひとえに皆様方の熱いご支援と力強いご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。

私は、1990年に産婦人科医になってから、ずっと胎児の不思議に触れてきました。そして胎児たちからだけでなくたくさんのママ・パパからも生命の不思議、胎児のもつ無限の可能性、純粋さを学び続けています。出生前診断は、診断することが目的ではなく、診断したときがスタートです。診断したことで赤ちゃんの命が左右される、ママやパパ、きょうだいたちの一生をも左右する。その責任の重さに何度もこの仕事をやめようと思ったこともありました。しかし、真剣に求める患者様たちに対応することが、生涯与えられた使命と思い、それを貫く決意をしました。

人生は1回だけです。後悔しない人生をママとパパに送ってほしい、胎児たちがいろいろなことを背負ってママとパパのところにやってきたことの意味をママとパパと一緒に考えていきたい。この想いに共感する仲間、チームクリフム、クリフムファミリー、ぷぅチルドレンが増えてきました。この想いに共感する患者様たちがクリフムに集まってこられています。

「胎児ドック」は2000年に、Dr.ぷぅオリジナルの胎児診断スタイルに自ら命名したものです。当時勤めていた病院近傍で人間ドックの婦人科検診を行っていたときに思いついた名前です。もう胎児ドックの初期の卒業生たちは成人になっています。「胎児ドック」は2000年当初とはかなり違い、診断機器の目覚しい進歩、そして検者であるDr.ぷぅの進歩とともに世界でも最高水準と認められる胎児診断画像となりました。

診断機器は半年・一年でめざましく進歩していきます。クリフムでは毎年最新バージョンを取り入れています。その進歩を世界に先駆けて取り入れることで、そして胎児医学界の国際ネットワークによりDr.ぷぅ自身がさらに勉強を積み重ねていくことで、画像診断はさらに充実していきます。

クリフムでは、できる限り100%に近い胎児診断を目指しておりますが、「診断をすることが目的ではありません」。診断がついたところからが「クリフムケアのスタート」なのです。お腹の中の赤ちゃん、そしてそのママとパパとのコミュニケーションを大切にし、ママとパパに「心配」や「不安」よりも「安心」と「やすらぎ」を感じていただくこと、いのちの不思議を御家族とともに共感し、ともに涙が流せるこれまでのぷぅスタイル診療を今後も継続していくのが、「クリフム」のコンセプトの真髄なのです。

堅い経歴のわりに気さくでユーモアあふれる性格と言われます。3児の母で子供たちの友達たちからも「ぷぅママ」と慕われて、いろんな相談をうけています。

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出生前診断の費用

出生前診断は妊婦や胎児の治療に先だって行われる診療等とは定義されておらず、現時点では保険適用外の自由診療のため費用は全額自己負担になります。また、医療費控除も対象外とされています。

検査名 検査実施時期 検査の対象 検査費用
胎児ドック
(お腹の赤ちゃんドック)
初期胎児ドック:
11-13週
中期胎児ドック:
18-21週
後期胎児ドック:
29-30週
ダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常/NT(赤ちゃんの首のむくみ)/左右脳の分離や脳内構造/大脳皮質の形成状態/鼻骨や顎骨の発育/心臓の軸の向き/心臓の4つの部屋/胃胞の位置/肺肝境界(横隔膜)/膀胱/四肢/へその緒の血管数/へその緒の血流/静脈管の血流/心臓の三尖弁逆流の有無 など
※医療施設によって内容や検査結果は大いに異なります
※当院では妊娠高血圧腎症 (PE)スクリーニング検査も行っております
初期胎児ドック
49,800円(税込)
中期・後期胎児ドック
47,300円(税込)
追加精密検査料:
5,500~44,000円(税込)
追加胎児脳特殊定量検査料:
11,000~27,500円(税込)
画像診断結果:
5,500~44,000円(税込)
NIPT 11週~ 21・18・13トリソミー 79,200円(税込)
※胎児ドックを受けた方のみ
初期ママ血清マーカー
組み合わせ検査
11週-13週 21・18・13トリソミー 27,500円(税込)
※胎児ドックを受けた方のみ
クアトロテスト 16週-20週 21・18・13トリソミー ※当院では実施していません
絨毛検査 11週-13週
(14-17週も可能)
21・18・13トリソミーを含むすべての染色体 229,900円(税込)
※別途術前検査5,500円(税込)、別途DNA抽出費16,500円(税込)
羊水検査 16週~ 21・18・13トリソミーを含むすべての染色体 189,900円(税込)
※別途術前検査5,500円(税込)、別途DNA抽出費16,500円(税込)

よくあるご質問

Q.出生前診断って何ですか?

妊娠中にお腹の赤ちゃんの発育や先天性異常の有無などを調べ、診断することです。お腹の赤ちゃんの先天異常にはたくさんの種類の「染色体異常」や「遺伝子異常」、多くの「形態学的な異常」などいろいろな種類があります。

クリフムでは2D/3D/4D超音波機器を毎年最新バージョンにして「精密超音波検査」を行い、お腹の赤ちゃんの異常を細かく調べたのちに、必要に応じて絨毛検査や羊水検査などを実施します。

Q.出生前診断でわかる病気は何ですか?

先天性の異常は様々あり、「染色体異常」や「遺伝子異常」、「形態学的な異常」などいろいろな種類があります。クリフムの超音波検査では、脳・心臓・顔・手足などの形態学的異常の有無を調べ、疑わしい所見がある場合は絨毛検査や羊水検査でダウン症(21トリソミー)や18トリソミー、13トリソミーの比較的頻度の高い染色体異常だけでなく微細な異常を含む、全ての染色体異常症や遺伝子異常の確定診断まで行うことが可能です。

Q.出生前診断の結果はどれくらいで分かりますか?

クリフムでは、胎児ドックの結果は検査したその日に、ダウン症(21トリソミー)や18トリソミー、13トリソミーの比較的頻度の高いの染色体異常の結果は最短で翌日にお伝えできます。

アクセス

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町7丁目1-24 松下ビル3F
電話番号 06-6775-8111

  • 近鉄線「上本町駅」より徒歩5分
  • 地下鉄谷町線・千日前線「谷町9丁目駅」より徒歩10分
  • 地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」より徒歩15分
    ※ホテル アウィーナ向かい

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