ぷぅ先生、赤ちゃんの脳の不思議について教えて!
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ぷぅ先生、質問です!
お腹の中の赤ちゃんって、こ~~~んなに小さいのに、脳って見えるの??
「見えるわよ。脳って、赤ちゃんが数cmのときから成長は始まっているの。
脳を見ると、赤ちゃんの大きさを測らなくても『この子は25週くらいかな?』ってわかるくらい、脳の形はどんどん変わっていくのよ。
そうやって診ていくうちに、脳の発育がゆっくりな子とか、変わった形の子かどうかも、わかるようになるの」
数cmって、とっても小さいよ!
それなのにぷぅ先生は、赤ちゃんの脳の変化がわかるの?
「そうね。1日ではわかりにくいけど、1週間ごとに見ていくとわかるものよ」
1週間で変化がわかっちゃうくらい、変わるんだ!
脳ってすごいね。
「本当に、脳って不思議ですごいのよ。
お腹の中の赤ちゃんの脳は、成長する過程で何らかの異常が起こることもあるんだけど、
赤ちゃんの回復力で、リカバリーされていることもあるの。
だから、何か見つかったからって『もうダメだ』と諦める前に、まずは胎児の脳に詳しいお医者さんに診てもらうといいわね」
そうなんだぁ…。
ねぇ、ぷぅ先生ってどうして赤ちゃんの脳を診るお医者さんになろうと思ったの?
「脳に異常がある子をたまたま診たことがきっかけだったわね。
その時に、脳がものすごく不思議だということに気づいたの。
でも、胎児の脳を専門的に診られるお医者さんってあんまりいなくて。
脳を本気で診ようと思ったら
1,000例以上の正常な子を診ないと1例の異常に気づけないんじゃないかと思って、
自分で1,000例プロジェクトっていうのを作ったの。
必ず1,000例を診るぞ!って気合を入れて、
毎日毎日ノートに貼って、っていうのをやりだしたのが、胎児脳を専門に診るようになったきっかけかな」
1,000例プロジェクト!?
赤ちゃんの脳を1,000例、勉強したってこと?
すごいや…。
そうやってぷぅ先生は、今のクリフムの診療スタイルをつくっていったんだね。
「遺伝学的にも追究して、毎週のように胎児の脳を診るような人は世界的に少ないから、
1人ひとりの赤ちゃんに異常がないか、脳を含めてしっかり診てあげたいと思っているわ」
そっかぁ。
ぷぅ先生が1人ひとりの赤ちゃんと真剣に向き合っているのが伝わって、ぼくも何だか胸が熱くなったよ。
お話を聞かせてくれてありがとう、ぷぅ先生。