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ラジオ番組『Dr.ぷぅに聞く!おなかの赤ちゃんの声』第5回が放送されました

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Dr.ぷぅに聞く!おなかの赤ちゃんの声

2023/05/07(日)放送 第5回

再生ボタンを押すと、実際の放送をお聴きいただけます。

第5回のあらすじ

この番組は、出生前診断、胎児脳診断、絨毛検査、羊水検査、遺伝子検査を専門とするクリフム出生前診断クリニックが提供し、これから赤ちゃんを迎えるすべての人に役立つ情報をお届けします。どうぞ最後までお付き合いください。

5月に入り、リスナーからお便りが届きました。

大阪市平野区のマリコさんからで「出産の大変さや命のありがたさが分かりやすく語られ、素晴らしい番組である」との感想が寄せられました。Dr.ぷぅはこれを受けて、番組が始まったばかりであるが、リスナーからの反応がうれしいと述べます。

さらに、Dr.ぷぅは、自身の学歴や職歴、3人の子供を育ててきた経験について話し、その中で「胎児」を「先生」と呼ぶ理由を説明します。それは、胎児が未知の世界でどんどん育ち、様々な動きを見せる様子から多くのことを学んできたためです。胎児が数ミリから3キログラムまで大きくなり、様々な動きを出す過程を観察することで、Dr.ぷぅは多くの学びを得ているとのことです。

アシスタントの桑原あずささんは、出生から10年で子供が8倍に成長することと、胎児が顕微鏡レベルから3キログラムに成長することの差に驚きます。さらに、胎児が生命として認識される瞬間について、Dr.ぷぅに質問します。

Dr.ぷぅは、胎児が生きているという事実を認識しているが、”生命”と認識される瞬間については様々な視点からの議論が存在すると説明します。例えば、卵や精子は生きているが、それらは一般的に生命とは認識されていません。また、卵子が体内で消えていくこと、また受精卵が凍結保存され、その後もし妊娠を希望されなかった場合には廃棄されることについても、それらは命とするかどうかの視点から考えると倫理的な問題が生じます。

Dr.ぷぅは、これらの問題に明確な答えを持っているわけではなく、これらは依然として議論が必要な問題であると述べます。

桑原あずささんとDr.ぷぅは、受精卵が命となる瞬間についての議論を続けます。受精卵が子宮に着床した瞬間、細胞が何回分裂した時点、体と頭が形成された瞬間、心臓が形成された時点といったさまざまな視点から問いかけますが、明確な答えは見つけられません。

しかし、心臓が動き始め、手足が形成され、体形ができあがった状態の胎児は、間違いなく生命であるとの見解に至ります。

さらにDr.ぷぅは、法学の観点から命の始まりについて考察します。民法では、赤ちゃんが母体から完全に出た瞬間を命の始まりと見なします。一方で、刑法では、赤ちゃんの頭部が母体から少しでも出た瞬間を命の始まりとします。これらの違いを示すことで、命の始まりを定義するのは難しく、尽きない議論が続くと結論づけます。

桑原あずささんとDr.ぷぅは、胎児についての話を深めます。長年の臨床経験を持つDr.ぷぅは、出会ってきた無数の胎児について述べ、未だに解明されていないことが多いと認めます。超音波技術の進歩により、小さな赤ちゃんの発達段階がより詳しく観察できるようになった一方で、依然として新たな発見や驚きがあると語ります。

詳しくはぜひ、ラジオをお聴きください。

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