首のむくみ(NT)専門外来

Nuchal Translucency

首のむくみ(NT)専門外来 お腹の赤ちゃんにNTが見つかって不安なあなたへ

首のむくみ(NT)専門外来

NTが分厚い場合にはNIPTを選択するのは間違いです。

NTが分厚い場合には、ダウン症や18トリソミーなどだけではなく、何十種類にもおよぶ染色体異常や遺伝子変異、心臓病や骨系統疾患・腎臓病などいろいろな病気が考えられます。もちろん正常な赤ちゃんである可能性も十分あります。ですから、NTが分厚い場合にはNIPTではなく、胎児形態検査と絨毛検査を選択することが賢明です。NTが分厚くNIPTで正常結果でも結局絨毛検査を受けて異常が指摘されることがあります。

妊娠11~13週の赤ちゃんはむくみを解消するための循環機能(血液やリンパの流れ)が未熟で、うまく体液などを処理できずにむくみが現れることがあります。首のむくみ(NT)があると言うだけで病的か生理的なものかは判断できないため、詳しい検査を行うことが大切です。

クリフムでは首のむくみ(NT)専門外来でお腹の赤ちゃんの状態を診察し、不安に感じているママの心に寄り添います。

首のむくみ(NT)専門外来で分かること

首のむくみ(NT)があると診断された赤ちゃんが必ずしも、染色体異常があるとは言えません。仮に首のむくみ(NT)があり、染色体検査を受けたとしても、形態的な異常は実際にエコー検査をしてみないとわかりません。当院の首のむくみ(NT)外来では、染色体異常・形態異常を速やかに診断することができます。

赤ちゃんの首のむくみ(NT)について
詳しく知りたい方はこちら

NT診療の流れ

クリフムではまず、胎児ドックを受けてもらいます。クリフムの胎児ドックでは染色体異常・形態異常の検査ができます。NT計測はイギリスFMFのNT資格を有するエキスパートが行います。また、心臓血流に逆流がないか、鼻骨や耳の位置、手足の状態、お腹の臓器や脳の発達など詳しい検査をします。

染色体の異常が疑われたり、形態異常が確認された場合、より詳しく染色体異常を調べる検査(絨毛検査)をご提案します。

胎児ドックとは

胎児ドックとは、妊娠初期から中期、後期に渡ってお腹の赤ちゃんの発育状態を観察する検査です。診察結果はその日のうちにお伝えしています。

胎児ドックでは、超音波検査をもって染色体の病気の特徴を1つずつ観察。お腹の赤ちゃんの妊娠週数に応じた全体像、心臓や顔の部分や血流、骨や各器官の発育状態と異常の有無を確認、診断しています。

リスクが大きいと判断した場合には、絨毛検査をおすすめしています。

※お腹の赤ちゃんが横を向いているなどで検査できない場合は再検査が必要です。

料金

基本検査
(赤ちゃんひとりにつき)
41,800円(税込)
精密検査料
(赤ちゃんひとりにつき)
5,500~44,000円(税込)
※「基本検査」後、必要に応じて基本料金に加算
結果カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

クリフムの診療日を確認する

染色体検査が必要な場合

絨毛検査(妊娠11-13週)とは

胎児ドックでさらなる検査が必要となった場合に、染色体の異常の有無を確定する検査です。羊水検査だと16週以降での検査となるところ、絨毛検査は11週~15週で受けられるため、より早く結果を知ることができます。

また、クリフムの絨毛検査時間は10秒ほど。確定結果は翌日(翌診療日)にお伝えできるので、ダウン症・18トリソミー・13トリソミーの可能性について迅速に知ることができます。

検査はまず母体の血液検査後、母体感染などの問題がなければ精密超音波機器で経腹超音波検査で子宮を見ながら、安全や清潔に十分注意して、経腹ダブルニードル法という方法で行います。羊水検査と違い局所麻酔剤を少量使用しますが、胎児への危険はまずありません。また、検査時の流産リスクは一般には0.2%と言われていますが、当院での検査時の流産リスクは0.1%未満です。クリフムでは絨毛検査をこれまで13,000件以上(※)おこなっております。
※2009年~2019年のデータ参照

絨毛検査の料金
絨毛検査料金
(QF-PCR迅速検査・染色体核型検査・
D-karyo微細染色体検査 含む)
229,900円(税込)
術前検査 5,500円(税込)
DNA抽出費 16,500円(税込)
結果説明・遺伝カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

※上記の基本料金に加えて、胎児ドックの受診がまだの方は、胎児ドック:基本検査41,800円(税込)がかかります。胎児の状況によって加算5,500円〜44,000円(税込)が別途必要になります。

羊水検査(妊娠16週以降)とは

羊水検査は16週以降に行う、染色体異常の遺伝学的検査です。羊水の細胞を採取し、培養して細胞数を増やしてから染色体の形状と本数を調べることで、異常の有無を確定します。そのため、結果が出るまで2~3週間かかります。

羊水検査時のリスク(流産や破水)は一般に0.3%と言われていますが、当院では0.1%未満です。リスクをより少なく、安全に羊水検査が行えるよう、最大限の配慮を行っております。

羊水検査の料金
羊水検査料金
(QF-PCR迅速検査・染色体核型検査・
D-karyo微細染色体検査 含む)
189,900円(税込)
術前検査 5,500円(税込)
DNA抽出費 16,500円(税込)
結果説明・遺伝カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

※上記の基本料金に加えて、胎児ドックの受診がまだの方は、胎児ドック:基本検査41,800円(税込)がかかります。胎児の状況によって加算5,500円〜44,000円(税込)が別途必要になります。

絨毛検査・羊水検査ともに、検査結果は必ずママとパパで聞いていただきます。お二人で結果説明を聞くことができない場合には、基本的に検査を受けていただくことができません。ただし、シングルマザーや、その他の事情がある方は相談に応じます。

医用画像クラウドサービスで超音波画像が見られる

Tricefy(トライスファイ)

クリフムでは、医用画像クラウドサービスである「Tricefy(トライスファイ)※英語HP」を利用しています。Tricefyでは、赤ちゃんの超音波画像をママのスマートフォンと直接共有することができます。

もちろん徹底したセキュリティのクラウド上に画像保存ができるため、可愛い赤ちゃんの画像をいつでも・どこからでも、さまざまなデバイスから見ることができます。

首のむくみ(NT)専門外来を受診しようか迷っているあなたへ

クリフムの超音波検査による胎児ドックは、遺伝学的超音波検査(ダウン症などの確率を出すための検査)と、形態学的診断(最近ではかなり多くの先天奇形が初期から診断されます)の両方を一度に行います。

したがって、厳密にいうと超音波検査はスクリーニング検査だけでなく、ある意味で診断検査にもなります。

NTだけでなく、30項目にわたるいろいろな検査が可能であること、また染色体異常が疑われた場合に、その日に絨毛検査を行うことができるのが、クリフムのNT専門外来の強みです。

出生前診断はクリフムケアの始まり

クリフムの出生前診断は、診断することが目的ではなく、診断したときこそがスタートだと考えています。

もしお腹の中の赤ちゃんに異常が見られたら、客観的かつ正確な画像診断に基づいて、お腹の赤ちゃんの病態について説明します。日々進歩する各疾患の臨床経過や治療に関する最新情報をお伝えし、お腹の赤ちゃんのためにどんな準備ができるのか、ママとパパと一緒に考えていきます。

妊娠を継続するかどうか迷っていたり、妊娠を継続できるのか不安に感じたりしているママとパパの相談にも応じています。

クリフムでは分娩や治療は行っていませんが、お近くの適切な医療機関を紹介します。

ママとパパがお腹の赤ちゃんと向き合っていくことを、クリフムのスタッフ全員で最後までサポートします。

お腹の赤ちゃんのことで心配なことがあるなら、Dr.ぷぅと一緒に赤ちゃんの健康状態をチェックしませんか。まずはお気軽にお電話ください。

診療予約

診療はすべて完全予約制です。胎児ドックに関しては原則すべて受け付けています。診療予約は電話(診療終了時まで)、またはホームページの「ご予約フォーム」にて受け付けています。

来院時には紹介状、健康保険証、母子手帳をお忘れなくお持ちください。なお紹介状がない場合は5,500円(税込)の金額が別途必要です。