クリフムの絨毛検査

クリフムの絨毛検査 (Chorionic villi Sampling, CVS)

【ご確認事項】
本サイトに掲載されている胎児の診断方法は、Dr.ぷぅによる診断内容を掲載しています。
この診断方法は他施設のすべての診断方法と同一とは限りませんのでご注意下さい。

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クリフムでは、妊娠12(11)-14(15)週に、赤ちゃんの胎盤ができる前の「絨毛(じゅうもう)」をママのおなかから針をさして取り、染色体や遺伝子の検査をする絨毛検査(CVS)を行っています。クリフムの妊娠初期ドックで異常が疑われたり、妊娠初期ドックと妊娠初期ママの血清マーカー検査 (PAPP-A, free βhCGというものの検査で、妊娠中期にするクアトロ検査とは異なります) の組み合わせで異常が疑われる方が基本的に対象になります。絨毛のできてくる位置によっては非常に難しい場合もあります。

クリフムでは穿刺する部分の皮膚に局所麻酔をしてから絨毛検査専用オリジナルのダブルニードル法と高性能超音波機器(ハイエンド最新超音波機器)を使って安全かつ患者様にやさしい検査になるように工夫しています。絨毛検査のリスクは羊水検査とほぼ同様と考えられています。羊水検査では針を赤ちゃんの空間まで刺すのに対し、絨毛検査は赤ちゃんの空間の外側で行うため、羊膜に穴があくことなく、また赤ちゃんがどんなに元気に動き回っていても赤ちゃんに針が触るあるいは当たることがない という利点があります。また、羊水検査では羊水を吸引するのにかかる時間が約1分から1分半かかりますが、絨毛検査では約10-15秒くらいで終了してしまいます。検査後クリフムでお休みいただく時間は羊水検査の場合30-40分ほどですが、絨毛検査の場合には20分ほどとしています。

ただし、初期ドックの時点でアスピリン治療をされておられる方には絨毛検査は行っておりません。絨毛検査希望の場合にはアスピリンを一定期間休薬していただく必要があります。くわしくはご相談ください。

羊水検査の場合には16-17週になってから検査をして、最終結果が出るのは18-19週になります。絨毛検査(CVS)では、検査後2-3日でQF-PCR法にてダウン症や18トリソミー、13トリソミーなどの異常についての結果が出ることになり、最終的には染色体検査結果は約2-3週間後の14-16週にわかります。特殊精密検査(DNA chip)は適応が限られています。特殊検査結果は検査後約1週間〜10日でわかります。(QF-PCR法などの染色体検査の方法については胎児の染色体についての項目に書いてありますのでご覧ください。)

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◆ クリフム妊娠初期ドックを受けられて異常が疑われた方には詳しく説明させていただきます。

◆ 初期ドックをせずに絨毛検査のみを受けることはできません。初期ドック・説明の上、絨毛検査を受けられるかどうか決めていただきます。

◆ 絨毛検査の値段は、

検査セット代金 199,800円 (絨毛採取費用・検査輸送・検査料金)

DNA chip 染色体特殊精密検査は別途料金がかかります。くわしくは料金表をご覧ください。

◆ 絨毛検査は基本的に月〜金の平日に実施しておりますが、実施できない日があります。

◆ 絨毛検査の結果はご夫婦で来院していただきお話させていただきます。

ご夫婦で結果を聞きに来院できない患者様は絨毛検査をうけていただくことができません。

【一口メモ】かつて絨毛検査は赤ちゃんの四肢に異常をきたすと言われ議論されたことがありました。これは妊娠初期(89週)という早い段階での絨毛検査により起こったことがわかり、その後11(10)週以降に検査を施行することでこの問題は解決しました。クリフムではさらに安全性を重視して12(11)-13(14)週で検査を行っています。週数が進んでも絨毛検査は可能ですが、細胞の活性が低下するため最終結果が数日遅くなることがあります。

(従って、他のサイトで「絨毛検査は9-11週にする検査」と記載されている事もありますが、現在では国際的に絨毛検査は10週以降で実施するべきであると言われています。)

【一口メモ】かつてよりママの子宮の入り口に「チューブ」を入れて絨毛を取る「経頚管法」が行われていましたが、1994年以後はほとんどの国でママのおなかから検査する「経腹法」が主流となり、現在イギリス・ドイツ・香港をはじめほとんどの国では98%以上が経腹法で行われています。Cochraneデータによる比較によると経頚管法は失敗・2回以上施行出血・流産・胎児喪失などのリスクが経腹法にくらべてかなり高いという報告が多く出されました。現在では経頚管法はかなり熟練している検者によらないと危険であるとされています。肥満妊婦が多い米国などでは経頚管法が好まれる傾向がありましたが、このCochraneデータ以降は経腹法に変わってきているようです。また、最近のデータでは初期の経腹的絨毛検査は中期羊水検査と安全性もほとんど変わらないとされ、ゴールデンスタンダードとなってきています。出生前診断が進んでいる国では絨毛検査の例数が圧倒的に増え、羊水検査の例数がかなり少なくなってきているのが現状です。

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クリフムの2009年から2012年までの絨毛検査(CVS)と羊水検査(Amnio)の件数
クリフムでは2009-2012年で3680件の絨毛検査が行われました。