胎児ドック
(お腹の赤ちゃんドック)

Fetal diagnosis

クリフムの胎児ドック
(お腹の赤ちゃんのドック)とは

お腹の中の赤ちゃんの先天性の病気にはたくさんの種類があり、数十人にひとりの胎児には何らかの生まれつきの病気があるといわれています。

昔は生まれるまでわからなかったことが生まれる前にわかる時代になってきましたが、それでもうまれてから病気が判明してセンターに運ばれる赤ちゃんたち、生まれて数年して先天性の病気がわかる子供たちはあとを絶えません。

クリフムで行っている胎児ドックは、精密な超音波検査による出生前診断です。

胎児ドックは一般的な妊婦健診で行われる超音波検査とは異なり、2D/3D/4D超音波機器を使って多角的にお腹の赤ちゃんの脳や顔、手足、その他の形態に異常がないか調べられます。クリフムでは世界最先端の2D/3D/4D超音波機器を常に最新バージョンにアップグレードし、胎児超音波診断のエキスパートによりお腹の中の赤ちゃんを観察させていただきます。

たとえば妊娠11~13週頃の胎児ドックなら、10cmにも満たない赤ちゃんに対して、むくみ(NTと呼ばれています)がないか、鼻骨・顔面・耳・心臓などの位置が正常か、へその緒の血管数に問題がないか、心臓内や心臓に入る前の血管の血流は正常かなど、とても細かく診ることができるのです。

染色体異常や遺伝子変異においても、ダウン症・18トリソミー・13トリソミーではかなり高率に検出できます。その他の染色体異常や微細異常・遺伝子変異もかなり高率でわかります。

初期/中期/後期にわけて赤ちゃんの発育をチェック

クリフムでは妊娠11-13週を「初期」、妊娠18-20週を「中期」、妊娠29-30週を「後期」として、胎児ドックをご案内しています。お腹の赤ちゃんの成長にあわせて必要な検査項目を設けています。

初期の胎児評価としては、イギリスFMF(※)の染色体異常リスクアセスメント(ソフトウエアのライセンスはNT資格・鼻骨資格・三尖弁逆流資格・静脈管血流資格・顔面角度資格がないと得られないものです)を行うほか、クリフムオリジナルの胎児評価を行っています。

Dr. ぷぅは日本で最初のFMFのライセンス取得者です。

初期胎児ドックでは赤ちゃんにむくみ(NT)がないか、鼻骨や顔面、耳の位置などのチェックを中心に行います。

中後期胎児ドックでは赤ちゃんの脳や心臓の構造・手足の指や口唇、目の水晶体チェックまで30項目以上にわたる検査項目があり、後期胎児ドックでは脳のしわのでき方といった大脳皮質の発達もチェック。赤ちゃんに異常が疑われる場合にはさらに詳しい検査に進みます。

赤ちゃんのパパも、ママと一緒に診察室に入ってエコー画像をみることができます。
※2021年3月現在、新型コロナウイルス感染症予防対策として、ママおひとりでの入室をお願いしております。

(※)FMF……胎児医療の研究と教育を通して、ママとお腹の赤ちゃんの健康向上を行うことを目的に立ち上げられた英国発祥のチャリティ組織。

クリフムの胎児ドックでわかること

妊娠6-10週のアーリースキャンでわかること

  • 形態学的な発達異常
アーリースキャン超音波画像

妊娠ごく初期である6-10週で、初期胎児ドックを受ける前に赤ちゃんや子宮の状態をみます。

各器官の形成もまだまだで人としての形になっていない胎芽期早期の赤ちゃんでも、アーリースキャンで形態学的な発達異常を見つけられます。

アーリースキャンでは、ママお一人の受診も可能です。

「1-3cmの赤ちゃんでこんなにいろいろと見えるのか」と、ママもパパも小さい赤ちゃんが授かった喜びを感じられます。

アーリースキャンの料金

6~10週Early Scan超音波検査 3,850円(税込)
※初期胎児ドックを受けられる方のみ、行っています。

※アーリースキャンのみを受けることはできません。初期胎児ドックを受けられる方にのみ、行っている超音波検査です。

妊娠11-13週の初期胎児ドックでわかること

  • ダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常
  • NT(赤ちゃんの首のむくみ)
  • リンパ液の溜りや全身のむくみ
  • 左右脳の分離や脳内構造
  • 鼻骨、顎骨の発育
  • 心臓の軸の向き、心臓の4つの部屋
  • 胃胞の位置、肺肝境界(横隔膜)、膀胱、四肢
  • へその緒の血管数、へその緒の血流
  • 静脈管の血流
  • 心臓の三尖弁逆流 など

初期胎児ドックでは、染色体異常のほか先天性異常の可能性がかなり細かく評価できます。特に染色体異常については中期胎児ドックよりも検出率が高いのです。

遺伝学的超音波検査(胎児病リスクアセスメント)で、ダウン症・18トリソミー・13トリソミーの可能性が高いという結果が出た方には、12-14週の絨毛検査(ダウン症やトリソミーだけでなく、その他の染色体異常も判明する確定検査)という染色体確認検査のオプションが提示されます。※あくまでもオプションですので、受けなければならないというものではありません。リスクが高いと出たからといって、病気があるとは限りません。

妊娠初期

リスクが低いと出た方の多くは組み合わせ検査(NT,胎児心拍数+初期ママ血清マーカー)で別の角度から胎児病リスクを出すことができます。この組み合わせ検査は欧米やアジア・アフリカなど世界中で妊娠初期検査のスタンダードとして使われています。

リスクが低いと出た方でも超音波上何らかの胎児病が疑われる場合、高齢・異常妊娠歴・ママとパパいずれかの均衡転座・前児異常などの適応がある場合には、カウンセリングの上、絨毛検査オプションが選択可能です。

初期胎児ドックの検査の流れ

クリフムでは、初期胎児の必須項目としてNTチェック(赤ちゃんの首のむくみ)、リンパ液の溜りや全身のむくみがないか、左右脳の分離や脳内構造、鼻骨、顎骨の発育、心臓の軸の向き、心臓の4つの部屋、胃胞の位置、肺肝境界(横隔膜)、膀胱、四肢、へその緒の血管数、へその緒の血流、静脈管の血流、心臓の三尖弁逆流がないか、などを調べます。

赤ちゃんの位置や向きにより見えない場所があるときは再検査になります。必須項目でなくても確認できる場合には、左右腎臓・脊椎肋骨・心臓流出路などを見ていきます。

イメージ図

※クリックで原寸表示

イメージ図

また、超音波検査をしている間、こんなふうに自分のスマホで超音波検査の動画を撮ることもできます。
※動画を撮る場合は、必ずドクターの許可をもらってください。

超音波検査をスマホで撮影できる
オプション検査

血液検査(血清マーカー PAPP-A, free βhCG)

胎児のダウン症の可能性確認にはPAPP-A,freeβhCGの血清マーカーが高精度と言われています。NT検査と初期母体血清マーカー検査を組み合わせることで、ダウン症以外の染色体異常(21トリソミーなど)の可能性も調べられます。

初期胎児ドックの料金

基本検査
(赤ちゃんひとりにつき)
41,800円(税込)
精密検査料
(赤ちゃんひとりにつき)
5,500~44,000円(税込)
※「基本検査」後、必要に応じて基本料金に加算
結果カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

※上記の基本料金に加えて、初回受付手数料:3,080円(税込)/主治医の紹介状なし:5,500円(税込)/初期ママ血清マーカー組み合わせ検査:27,500円(税込)/絨毛検査+DNA抽出:235,400円(税込)/診療情報提供書:8,800円(税込)/他施設へのコーディネート:5,500円~(税込)などの料金が必要になることがございます。

妊娠18-21週の中期胎児ドックでわかること

精密な超音波検査で、脳や顔面、心臓、脊椎、手足などに異常がないかといった形態学的な異常やダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常がわかります。

  • ダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常
  • 左右の脳、脳梁、脳室系、脳室周囲の状態や小脳の状態
  • 心臓(4つの部屋、弁の動き、心臓から出て行く大動脈や肺動脈、心臓に入る静脈などの状態)
  • 目の水晶体、鼻骨・上顎・下顎の骨の発育、上唇や鼻の穴の形成状態
  • 背骨、手足の指の骨、へその緒の血管数 など

中期胎児ドックの検査の流れ

イメージ図

※クリックで原寸表示

イメージ図

左右の脳、それらをつなぐ脳梁という繊維、脳室系、脳室周囲の状態や小脳、心臓では4つの部屋、弁の動き、心臓から出て行く大動脈や肺動脈、心臓に入る静脈まで、また顔面では目の水晶体を観察して白内障がないかどうか、鼻骨・上顎・下顎の骨の発育、上唇や鼻の穴まで、その他、背骨、手足の指の骨、へその緒の血管数、胎盤からへその緒が出ている場所まで細かく観察させていただき、胎児の血流がうまく流れているかどうかも観察させていただきます。

左右にあるもの(手・足・腎臓など)は右・左をそれぞれチェックしていきます。なんらかの異常が疑われる場合には、さらに精密検査に入って行きます。精密検査では、病気が疑われる部位の内部血流や、その他の異常がないかさらに詳しく観察していきます。

中期胎児ドックの料金

基本検査
(赤ちゃんひとりにつき)
41,800円(税込)
精密検査料
(赤ちゃんひとりにつき)
5,500~44,000円(税込)
※「基本検査」後、必要に応じて基本料金に加算
結果カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

※上記の基本料金に加えて、初回受付手数料:3,080円(税込)/主治医の紹介状なし:5,500円(税込)/羊水検査+DNA抽出:202,400円(税込)/診療情報提供書:8,800円(税込)/他施設へのコーディネート:5,500円~(税込)などの料金が必要になることがございます。

妊娠29-30週の後期胎児ドックでわかること

精密な超音波検査で、脳や顔面、心臓、脊椎、手足などに異常がないかといった形態学的な異常やダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常がわかります。

  • ダウン症・18トリソミー・13トリソミーなどの染色体異常
  • 左右の脳、脳梁、脳室系、脳室周囲の状態や小脳の状態
  • 大脳皮質の形成状態(しわの状態で発育を確認)
  • 心臓(4つの部屋、弁の動き、心臓から出て行く大動脈や肺動脈、心臓に入る静脈などの状態)
  • 目の水晶体、鼻骨・上顎・下顎の骨の発育、上唇や鼻の穴の形成状態
  • 背骨、手足の指の骨、へその緒の血管数

後期胎児ドックの検査の流れ

チェック項目は中期とほぼ同様ですが、赤ちゃんがある程度大きくなってきているので、後期胎児ドックを受診している場合には、さらに中期胎児ドックで確認できなかったことがないかダブルチェックをし、さらに中期胎児ドックの時期にはまだ発達していない「脳のしわ形成」を観察することにより脳の発育状態を知ることができます。

これにより中期に引き続いて大脳皮質がしっかり発達してきているかどうかの確認をします。

後期胎児ドックの料金

基本検査
(赤ちゃんひとりにつき)
41,800円(税込)
※中期胎児ドック受診済みの後期胎児ドック基本料金は22,000円(税込)
精密検査料
(赤ちゃんひとりにつき)
5,500~44,000円(税込)
※「基本検査」後、必要に応じて基本料金に加算
結果カウンセリング 3,850~22,000円(税込)

※上記の基本料金に加えて、初回受付手数料:3,080円(税込)/主治医の紹介状なし:5,500円(税込)/羊水検査+DNA抽出:202,400円(税込)/診療情報提供書:8,800円(税込)/他施設へのコーディネート:5,500円~(税込)などの料金が必要になることがございます。

他院の胎児ドックとの違い

「胎児ドック」とは、Dr.ぷぅが2000年に日本で初めて命名したときはぷぅオリジナルの胎児チェックシステムのことを指していました。

現在では、胎児ドックという名前はいろいろな施設で使われていますが、各施設で胎児ドックの意味や内容は異なっているようです。ぷぅオリジナルの胎児ドックも命名後、現在にいたるまでどんどん進化しています。

クリフムの胎児ドックはクリフムオリジナルのものであり、決して他施設でも同じ内容の胎児ドックを実施しているわけではないことをご理解ください。

医用画像クラウドサービスで超音波画像が見られる

Tricefy(トライスファイ)

クリフムでは、医用画像クラウドサービスである「Tricefy(トライスファイ)」を利用しています。Tricefyでは、赤ちゃんの超音波画像をママのスマートフォンと直接共有することができます。

もちろん徹底したセキュリティのクラウド上に画像保存ができるため、可愛い赤ちゃんの画像をいつでも・どこからでも、あらゆるデバイスから見ることができます。

胎児ドックを受けようか迷っているあなたへ

クリフムの超音波検査による胎児ドックは、遺伝学的超音波検査(ダウン症などの確率を出すための検査)と、形態学的診断(最近ではかなり多くの先天奇形が初期から診断されます)の両方を一度に行います。

したがって、厳密にいうと超音波検査はスクリーニング検査だけでなく、ある意味で診断検査にもなります。

出生前診断はクリフムケアの始まり

クリフムの出生前診断は、診断することが目的ではなく、診断したときこそがスタートだと考えています。

もしお腹の中の赤ちゃんに異常が見られたら、客観的かつ正確な画像診断に基づいて、お腹の赤ちゃんの病態について説明します。日々進歩する各疾患の臨床経過や治療に関する最新情報をお伝えし、お腹の赤ちゃんのためにどんな準備ができるのか、ママとパパと一緒に考えていきます。

妊娠を継続するかどうか迷っていたり、妊娠を継続できるのか不安に感じたりしているママとパパの相談にも応じています。

クリフムでは分娩や治療は行っていませんが、お近くの適切な医療機関を紹介します。

ママとパパがお腹の赤ちゃんと向き合っていくことを、クリフムのスタッフ全員で最後までサポートします。

お腹の赤ちゃんのことで心配なことがあるなら、Dr.ぷぅと一緒に赤ちゃんの健康状態をチェックしませんか。まずはお気軽にお電話ください。

(注)本サイトに掲載されている胎児の診断方法は、Dr.ぷぅによる診断内容を掲載しています。この診断方法は他施設のすべての診断方法と同一とは限りませんのでご注意下さい。クリフムでは初期・中期・後期ドックの最低3回のスクリーニングチェックを推奨しておりますが、各ドックの間にフォローアップ超音波検査を受けられることもできます(回数制限はありません)。

診療予約

胎児ドックに関しては原則全て受け付けていますが、完全予約制となります。診療予約は電話(診療終了時まで)、またはホームページの「ご予約フォーム」にて受け付けています。NTチェックをご希望される方は、最適と言われる11週~12週前後に来院できるよう、早めにご予約を取っていただくのをおすすめします。
来院時には紹介状、健康保険証、母子手帳をお忘れなくお持ちください。なお紹介状がない場合は5,500円(税込)の金額が別途必要です。
現在コロナウイルス感染症対策のため、診察は、ママだけで入っていただきます。パパやその他のご家族は「ご家族用 絆ラウンジ」でお待ちいただきます。