初期妊婦必見 OSCARオスカーって??

オスカーOSCARという言葉は、日本では産婦人科の先生もほとんど知らない言葉かも知れません。
イギリス・香港をはじめ、諸外国では妊娠初期検査をしてリスク評価をするというのを一日で済ませることができるOSCARを取り入れているところが増えています。ちょっと説明しましょう。

OSCAR (One-Stop Clinic for Assessment of Risk) オスカー

初期胎児のリスク評価を一回の受診でするというものでイギリス胎児医学財団(FMF)から紹介されたものです。NT資格取得者が計測したNT(Nuchal translucency, 胎児のくびのむくみ)、胎児心拍と初期ママ血清マーカー(PAPP-A, freeβhCG)との組合せ検査を評価して高リスクの患者様にはすみやかに絨毛検査のオプションが選択できるというもの。日本国内ではNT資格取得者がきわめて少なく、また初期ママ血清マーカーができる施設がないため、迅速にこのような対応ができない。

クリフムでは、妊娠初期ドックを以前から施行しており、11-13週で初期ドックして、染色体異常の確率がかなり高く出た患者様も16-17週の羊水検査まで待ってやっと羊水検査を受けるしか選択肢がありませんでした。40歳代の妊婦さんが相次いで来院される中、高リスクの患者様が非常に多く、初期ドックから羊水検査までの4-6週間、不安で眠れない日々を過ごす日々の患者様を励ましながら院長ぷぅも悶々としておりました。海外で当たり前に受けられる検査が日本の女性には受けられない。こんな不公平なことがあるのかと患者様の涙を見ながら思っていました。

2009年4月からクリフムは日本国内で唯一OSCARに近い診断の提供を始めました。2人のNT資格取得者が正確にNTを計測し、組合せ検査は、検査同日に患者様に情報を提供できる。また、NT以外の詳細項目を最新超音波診断で観察し、胎児診断をさらに強化している。実際には、12週でクリフムの初期ドックを受けて高リスクと判断された患者様は、その日に絨毛検査をして翌日にはダウン症・18トリソミー・13トリソミーといった染色体異常がQF-PCR法という正確性の高い診断で判定される。

日本でOSCARのようなことをして、果たして需要はあるのか。という疑問も最初はありましたが、現在全国から妊娠初期妊婦さんが続々と来院され、初期検査後、絨毛検査をした方が2009年から2016年6月までで9,000人を超えています。高齢妊娠・キャリアウーマンが多いのは諸外国も日本も同じで、妊娠初期の間にしっかりできる診断をしてもらいたいと願う妊婦さんのニーズはかなり高いことが証明されています。